『花*花』デビュー15周年、原点回帰となる新作リリース!
2015/08/07
あの『花*花』のデビュー15周年作品『アンダーウェア』が、本日8月7日(金)よりリリースです!
花*花は『こじまいづみ』さんと、『おのまきこ』さんによる2人組音楽ユニット。1998年に活動をスタートし、2000年7月ワーナー・ミュージックより『あ〜よかった(Setagaya Mix)』でメジャーデビュー。
同曲は『ダウンタウンDX』テーマ曲に使用されるなどして大ヒットし、2000年末には『第51回NHK紅白歌合戦』に出演。続く『さよなら大好きな人』も『第33回全日本有線放送大賞』で新人賞を受賞。この頃の彼女たちの大活躍を鮮明に覚えている人も多いのではないでしょうか?
そんな人気絶頂期の2003年、突然の活動休止。それぞれがソロ活動に励むことに。そして、デビューから10周年にあたる2009年に再結成を果し、今作『アンダーウェア』は記念すべき15周年作品になります。
今回、そんな記念すべき15周年作品のリリースを祝して、花*花さんにメールインタビューを行わせて頂きました!
※ 本企画は、ダイキサウンドとTuneCore Japanが共同で運営する音楽ディストリビューションサービス『Daiki Distribution』での連動企画になります。
ーーメジャーデビュー15周年、そしてミニアルバム『アンダーウェア』リリースおめでとうございます!まずは、今回のミニアルバム『アンダーウェア』をリリースするにあたってのお気持ちを聞かせて下さい。
(※左からこじまいづみ、おのまきこ)
おの:もう15年とも思いますし、まだ15年か…とも思います。
こじま:15年… あっという間でした。
ーーずばり『アンダーウェア』の聴きどころはどこでしょうか?『原点回帰』が今作のコンセプトと伺っていますが、ファンやリスナーに向けて、ぜひここを聴いてほしい、ここに注目して欲しいというポイントがあれば教えて下さい。
おの:今回初めて、自分のために曲を作るというテーマで作詞作曲したんですね。自分に向けて綴った言葉が、聴いてくれる皆さんにも届くといいなと。その辺りも注目して聴いてもらえたらと思います。
こじま:そうですね。ハウススタジオのような気心の知れた空間で、全部二人だけで制作をしたんです。楽曲のアレンジも、セッション的な要素から生まれたものが多くて。『tasokare』は、録音の休憩中に外に出たら夕焼けがものすごく綺麗で。そこでピアノをポロポロと鳴らしていって、出来上がった曲だったりします。
ーー今までの花*花のオーガニックなイメージとは少し違った、ちょっとセクシーさを感じるイラストジャケットも印象的です。このデザインの変更は意図的なものなのでしょうか?
おの:ジャケットはいつもレコーディングが終わってから考えることが多いのですが、今回もレコーディング後に『さて、どうしようか?』ってところから、まずアルバムタイトルを決めて。そこからは、こじまさんからの提案ですね。意図して変更したというより、アルバムの中身に沿って(デザインを決めた)という感じです。
こじま:ミックス中に浮かんだイメージで『中身の分からない面白そうな大人マンガ』みたいな感じにしたくて。『花*花』って言えば… って思い浮かぶイメージとは異なった、少し挑発的な投げかけをしてみたいなと思ったんです。そのタイミングでちょうど知り合いになった造形作家さんが、似顔絵風なイラストが得意で「この人にお願いしたい!」と思ってジャケット制作をお願いしました。
ーーメジャーデビュー15周年という軌跡。ワーナーミュージックからデビュー前の1998年から数えると、17年間のアーティスト活動。今までの活動を振り返ってみていかがでしょうか。あっという間でしたか?
おの:あっと言う間でした。これから先、まだまだ楽しみです。
こじま:本当にあっという間でした。ここからを考えた時に『もうちょっと味わって進んでいかないと、ここからもあっという間だろうなあ』と焦ってしまうぐらいあっという間でした(笑)。
ーー爆発的な人気を獲得していた2003年、突然の活動休止宣言に誰もが驚きました。あれから12年経ち、今だからこそ話せる活動休止の真相やその背景があれば伺いたいです。以前インタビューで『忙しすぎて生活がなくなり、本末転倒になった』というこじまさんのコメントを拝見しました。
おの:こじまさんの言う通り、ありがたいことに忙しくさせてもらっていたので、これまでの日常の中で作詞したり、作曲したりということが出来なくなってしまって。そんな時に事務所がなくなったり、いろいろなことが重なり、一旦お休みするという選択をしました。
こじま:12年前(2003年)は本当に、なんの覚悟も無いまま多忙を極めてしまって、それに追いつくので精一杯でした。大きなホールで歌えるようになった時に『ああ、後ろの人が見えないな、寂しいな』と思ってしまったり。今思えば、まだまだ子供だったなあ、と我ながら…(笑)。でも、あの時無理して続けなくて、本当に良かったとも思います。
ーー活動休止後、それぞれがソロで活動していく中で、ユニット時代には無かった新しい気付きや喜び、苦労や困難があれば教えて下さい。
おの:苦労や困難はあまり思い浮かばないです(笑)。休止中に初めて、こじまさん以外の人が作った曲に詞をつけたり、勉強になりました。その期間、別々にやっていたことを、また花*花でも生かせたらいいなと。やはり長くやっていたので、2人でやることの心地よさは改めて感じました。
こじま:とにかく、なんでも自分の思うように出来ることになった、ということの喜びの方が大きかったです。ゆっくりやろう、じっくりやろうって思って。ソロアルバムのレコーディングの時に、自分で全部プロデュースしてアレンジしてディレクションして…という場面に直面して。当たり前ですけど『ああ、こういうことをすっ飛ばして音楽を作ってきてたんだな。ここからちゃんと始めないとな。』と思ったんです。
ーーインディーズ・アーティストに戻ったことで、自分たちにとって何が最も変わりましたか?あるいは何も変わらなかった?メジャー・アーティストとして活動していくスタイルとの違いや、インディーズだからこその良さ・大変さを感じたエピソードがあれば教えて下さい。
おの:自分たちが変わった、ということはあまりないかなと。メジャーで活動していた時にはたくさんのスタッフと出会うことが出来て、それぞれの場面で、それぞれのプロのお仕事ぶりに、改めて感謝することがたくさんあります。今はほとんど自分たちで決めていくことが多く、自分の考えや意見に責任も感じながら活動しています。
こじま:受け手というか、オーディエンスが見える活動の仕方の方が性に合ってるなあと思うので。今の自分の身の丈にはこれぐらいが丁度いいかなあと(笑)。
ーー2009年に再結成を果たしますが、その再結成を後押しする出来事、心情の変化があったのでしょうか?
おの:再始動のきっかけは、現在のスタッフです。10周年を迎えるときに『何かしないの?』と声をかけてくれて。『あぁ、10年か。じゃあ、お礼の意味もこめてライブをやろう!』そんな感じでした。
こじま:スタッフやファンの方から『10周年ですけど、なんかしないんですか?』みたいな。恥ずかしながらそれを聞いて初めて『あっ、10周年だったのか!」と気付きました…(笑)。で、感謝の気持ちを込めてライブをしようという感じで再結成したのですが、それがすごく楽しくて。ぼちぼち、続けていってもいいのかなあ、と。
ーー花*花がメジャーシーンを闊歩していた2000年前半と、現在の音楽シーンを比較すると、どんな印象を持たれますでしょうか?
おの:闊歩(笑)! 今はどんどん新しいアーティストも出てくるし、配信やアプリなど音楽を聴く環境も様々で、置いていかれないようにしないとマズイなと感じています。素晴らしいアーティストもたくさんで、色んなサービスからイイなと思うアーティストさんに出会えるのは便利ですよね。
こじま:録音物の話でいうと、音楽は『外から買って、持って帰って来て聴く』ものでは無くなったなあと。
ーー当時と比較して、アーティスト・レーベル側の姿勢や取り組み方法、そして音楽ファンたちとのコミュニケーションに何か変化を感じることがありますか?
おの:自分たちの活動としては、ファンの方とはライブなどで、以前よりもコミュニケーションがとれていると思います。ライブや制作などすべてに置いて自分たちの責任であるというのは、デビュー当時よりずっしりと感じますが、重くはないですし。
こじま:花*花の中でいうと、実はそんなに変わってないというか、変わらないように努めてきてるというか。
ーーアナログからCD。CDからダウンロード配信。そしてダウンロード配信からストリーミングサービスへ。デジタル領域においては、まさに音楽の聴かれ方が変化している昨今ですが、この変化ついてどう思いますでしょうか。期待していること、あるいは不安に思っていることなどがありますか?
おの:ものすごい勢いで変化してますね。ついていけるかが、1番不安です(笑)。
こじま:少し前までは、懸念や嘆きしかなかったですね(笑)。たとえば、音ではなくてアートワークの話に置き換えても、アルバムのアートワークを一緒に創り上げてもらったイラストレーターさんが『あんなにがんばってもさー、ダウンロードしたら2センチ×2センチだよねえ(アイコン的な感じでね)』とうなだれてたことがあって。レコードからCDのときもきっと、同じようなことがあったのかな。
ーー花*花は、まさに上述のCD〜ダウンロード配信、そして現在のダウンロード配信〜ストリーミングと『音楽と人の関わり方』の変化を体験しているアーティストだと思います。刻々と時代が変化する中だからこそ、アーティストとして大切にしたいものや、大事にしていること、心がけていることがあれば教えて下さい。
こじま:いろいろ考えたりしたこともあったけど、結局時代やパッケージングは変わっても、人の耳の造りは変わってない。そう思うとそんなに不安もなくなってきました。流通経路がどうでも、最終的にちゃんと人の心に届けばいい。そんな気持ちに落ち着いてきたと思います。
ーー現在、特に気になっている、期待している音楽サービスがあれば教えて下さい。また最近気になっているアーティストがいれば合わせて教えて頂きたいです。
こじま:水曜日のカンパネラさんが気になります(笑)。
<水曜日のカンパネラ - 桃太郎>
ーー最後に、これからのお二人、そして花*花の今後の活動について一言お願い致します。
おの:相変わらずライブ中心ではありますが、2人でがんばっていきます!ぜひ皆さん、花*花に会いにきてくださいね。
こじま:これからも、良いものが届けられるようにがんばります!
花*花
2000年7月 ワーナーミュージックジャパンより「あ~よかった-setagaya mix-」で、メジャーデビュー。同年 末「第51回NHK紅白歌合戦」出場。その後「さよなら大好きな人」などシングル7枚、アルバム7枚をリリー スし、全国ツアーを展開。
両者が歌を創り、ピアノを弾き歌うというスタイルでオリジナルだけでなく洋邦問わずカヴァーなども幅広 くライブ展開する。2003年活動を休止。2009年3月 花*花誕生10周年に再始動発表。大阪神戸東京にて10周年記念ツアーを開催。慌ただしく音楽に関わるのではなく、しっかり地に足をつけた活動で歌を届けることにこだわった活動を展開。
デビュー15周年となる2015年8月7日(15周年のハナの日)に、二人の音、歌を紡いだ新作「アンダーウェア」をリリース!
両者が歌を創り、ピアノを弾き歌うというスタイルでオリジナルだけでなく洋邦問わずカヴァーなども幅広 くライブ展開する。2003年活動を休止。2009年3月 花*花誕生10周年に再始動発表。大阪神戸東京にて10周年記念ツアーを開催。慌ただしく音楽に関わるのではなく、しっかり地に足をつけた活動で歌を届けることにこだわった活動を展開。
デビュー15周年となる2015年8月7日(15周年のハナの日)に、二人の音、歌を紡いだ新作「アンダーウェア」をリリース!
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